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7種の焼き菓子詰め合わせ

商品コード : ss-01006

製造元 : 焼き菓子ダーチャ

価格 : 3,300円（税込）

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■牛を「家族」として飼う楽しさを焼き菓子に込めて。

（取材・文／山口翠　スロウ75号掲載）

網走市呼人地区。天都山の麓に広がる山林の中で、「家族として」牛を飼っている人がいます。柿野千晶さんと夫のもんごるさんです。2人は小さく循環する暮らしを目指して、セルフビルドで小屋を建てたり、お菓子づくりをしながら牛たちとの日々を楽しんでいます。

千晶さんは愛知県出身。酪農学園大学を卒業後、十勝で酪農研修を経験したのち、南富良野町の野外学校で働いていたときにもんごるさんと出会い、結婚。数年後には「いつかは牛を飼いたい」という夢を実現させ、夫婦で栃木県へ渡り、牧場を始めることに。ところが、そこでの仕事は思い描いていた酪農とは違っていたと言います。餌は海外から輸入した牧草を与え、糞は堆肥として牧草の栄養となることなく、処理されてしまう。持続的ではない酪農のやり方に不安を感じた千晶さんは、酪農家としての暮らしをやめ、北海道へ戻り牛を家族として飼う道を探すことに。知人のツテを借りてこの山林を手に入れたのは、2010年のこと。荒れ放題だった土地を自分たちの手で開拓し、牛たちにも、地面の上を歩き回ってもらうことで開墾や牧草の播種を手伝ってもらって。こうして、牛たちの協力のもと、森づくりをしてきました。

現在、2人が飼っているのは、5頭のブラウンスイス種。放牧地のある山は自宅から車で5分ほど。毎日通って世話をしています。餌は地面に生えている草に加え、近くの草地で刈った牧草。1日1回の搾乳でとれる10リットルほどの乳は家庭での飲用や料理などに使っています。

日々多くの時間を山で牛たちと過ごしているという千晶さん。今の暮らしが「独り占めして、バチが当たるのでは」と思うほどに楽しく、世の中に還元できないだろうかと考えて始めたのが、焼き菓子づくりでした。使うのは、できるだけ近場の生産者から仕入れた素材。5年ほど前から、山と自宅の途中にある加工施設で、クッキーやパウンドケーキを作っています。

写真上／完成間近（？）のセルフビルド中の小屋。「あとは断熱材を入れないと」ともんごるさん。

取材当日。約束の場所へ行くと、牛を放牧している山にセルフビルド中の小屋が建っていました。夫妻の夢は、ここで小さなカフェを開くこと。「いつになるかわからないけどね」と話しながらも、2人は今後についていろいろと考えを巡らせている様子です。

今回お届けするのは、千晶さんが「焼き菓子ダーチャ」の名前で製造する焼き菓子7種。「楽し過ぎて申し訳ないくらい」だという2人の暮らしを、焼き菓子を通してお裾分けします。

■商品紹介

・和三盆ショートブレッド：サクサクで濃厚な味わい

・ライ麦全粒粉サブレ：塩加減、食べごたえ抜群

・チョコレートサブレ：チョコチップで満足感アップ

・レモンサブレ：主張し過ぎない爽やかなレモンの味わい

・チャイサブレ：ほんのりスパイシー。やさしい甘さ

・ココアとライ麦サブレ：複数の食感が重なり合って

・バターサブレ：香り豊かなバターの風味を存分に

■作り手　焼き菓子ダーチャ　柿野千晶さん（網走市）　

セルフビルド中の小屋にて、柿野千晶さんと夫のもんごるさん。千晶さんは「焼き菓子ダーチャ」としてお菓子づくりを、もんごるさんは縄文時代の住居跡やチャシを巡る自然ガイドを行っています。

■商品詳細

賞味期限：製造より30日

原材料：
・和三盆ショートブレッド／小麦粉、バター、和三盆糖、有機カカオ、自然塩
・ライ麦全粒粉サブレ／バター、小麦粉、自然栽培ライ麦、粗精糖、自然塩
・チョコレートサブレ／小麦粉、バター、粗精糖、有機チョコレート、卵黄、有機オートミール、有機くるみ
・レモンサブレ／小麦粉、バター、粗精糖、卵黄、無農薬レモン
・チャイサブレ／小麦粉、バター、粗精糖、卵黄、紅茶葉、生姜、シナモン
・ココアとライ麦サブレ／小麦粉、バター、自然栽培ライ麦、粗精糖、有機古代種アーモンド、有機カカオ
・バターサブレ／小麦粉、バター、粗精糖、卵黄、有機アーモンドプードル、自然塩

セット内容（内容量）：
・チョコレートサブレ、和三盆ショートブレッド（ココア・バター各1）、ココアとライ麦サブレ、チャイサブレ、レモンサブレ×各1
・ライ麦全粒粉サブレ(2枚入）、バターサブレ×各2