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ツートーンのお椀

商品コード : ss-01290
製造元 : 矢吹俊輔さん
価格 : 11,000円(税込)
781
ポイント : 55
数量
 

発送方法、同一商品同梱可能数はページ下部記載の通りです。送料詳細はご利用ガイドを参照ください。

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どうぞ宜しくお願いいたします。

 

■木と漆の組み合わせが美しい、ツートーンのお椀

 

 

丸みのあるフォルムに、温もりのある茶色とシックな黒のツートーンカラー。手に取ると、マットな漆の手触りが心地良く、手のひらにそっと収まるのを感じます。そんな可愛らしいお椀を手がけているのは、木工作家の矢吹俊輔さんです。

 

矢吹さんが木工を始めたきっかけは、約5年前、会社員として働いていたときのこと。「業務の一つで、河原に流れ着いた流木を調査する機会があったんです。そのとき、何だか流木の形がとても魅力的に感じられて。それまでものづくりの経験はありませんでしたが、何かに生かせないかと調べる中で木工旋盤を知ったのが始まりでした」。

 

写真上/木工旋盤では、用途に応じて4種類の刃を使い分けて削り出しています。仕入れる木の大きさはさまざまなため、それぞれの木に合ったサイズの器を制作しています。

 

木工旋盤とは、木材を機械に取り付けて回転させ、刃物を当てて形を削り出す技法のこと。興味を持った矢吹さんは技術を学ぼうと埼玉県の教室を訪ねました。「当時、長野や大阪でも学べる場所を見つけたのですが、埼玉の先生は木工旋盤の書籍を出版していたんです。丁寧に教えていただけそうな期待があり、その教室を選びました」。

 

写真上/木工旋盤を教わった川口康さんによる著書。木工旋盤の基礎や技術が詳細に書かれており、「普段も参考にして作っています」と矢吹さん。

 

そこで器づくりの基礎を学び、ますます木工への関心が深まっていった矢吹さん。帯広に戻った後も仕事と並行して制作を続け、2023年に作家として独立。現在は制作に励む傍ら、グループ展や地域のクラフトイベントにも積極的に参加するなど、活動の幅を広げています。

 

写真上/自宅の2階に機械を設置して工房に。クローゼットの中は削り出した木地を乾燥させるスペースにしています。

 

矢吹さんの作品の特徴は、仕上げに漆を用いること。「自分でも料理をするので、オイル仕上げだとある程度メンテナンスしないと劣化の原因になる点が気になっていました。また、子どもがいるので安心かつ気軽に使えるものにしたくて、思いついたのが天然素材の漆でした」。漆の技法は未経験でしたが、知人に紹介してもらい、帯広市内の漆作家に教えてもらえることに。それ以来、漆は矢吹さんの作風にとって欠かせない要素の一つとなりました。

 

写真上/木工旋盤の教室で初めて作ったボウル。カーブのあるフォルムが気に入り、今も作品づくりのベースになっている大切な作品だそう。

 

制作は、木材を旋盤で削り、木地を成形するところから始まります。その後、漆を塗り、磨き、また塗るという工程を、多いものでは10回以上繰り返します。一つの作品が完成するまでにかかる時間は、およそ3ヵ月から半年。地道な作業を積み重ねることで、ようやく一つの器が形になるのです。

今回紹介するお椀で使われているのは、「石目地(いしめじ)塗り」と呼ばれる技法。漆を乾燥させた乾漆粉を混ぜて塗ることで、ざらりとした落ち着いた質感を生み出しています。口をつける部分や料理が入る内側は、木目を残した拭き漆仕上げに。一つのお椀の中でも漆の塗り方や種類によって、異なる風合いや手触りが楽しめるのが魅力です。

 

写真上/拭き漆の作業の様子。塗り重ねることで漆の深い色味や艶が生まれ、木目の美しさを引き立ててくれます。

 

作品を作る上で大切にしているのは木目を活かすこと。「せっかく木を素材にしているので、作品のどこかには必ず木目を残すようにしています。木の表情がわかることで、自然と温もりも感じますよね」。お椀は高さがあり、汁物や煮物、ご飯をよそうのにも幅広く使え、たっぷり入る実用性も備えています。漆塗りのため洗剤で洗えるのもうれしいところ。軽くて扱いやすいことから、矢吹さん自身も自宅で日常使いしているそうです。気兼ねなく毎日使って、長く付き合ってもらえたら。そんな思いが矢吹さんの器には込められています。

 

 

今後について尋ねると、「食卓に寄り添う器を作り、多くの人に届けていきたい」と矢吹さん。現在は漆の先生から蒔絵を学んでいる最中だそう。「作品に取り入れると決まっているわけではありませんが、今後何かのきっかけになれば。独立した今だからこそ、学べることはどんどん吸収していきたいです」。時に手探りしながらも、制作に向き合う姿勢はまっすぐ。丁寧な手仕事から生まれる器は、これからも食卓にやさしい彩りを添えてくれることでしょう。

 

 

■作り手 矢吹俊輔さん(帯広市)

 

札幌市出身。妻と娘の3人家族。器のほか、カトラリーやランプシェードも制作しています。漆の技術を活かし、金継ぎの依頼も受けることも。

 

 

 

■商品詳細

 

 

商品サイズ:口径9.7×高さ8cm

 

商品素材:クルミ材

 

備考:

※手づくり品のため、掲載写真とは多少異なる場合があります。

※使用後は中性洗剤と柔らかいスポンジで手洗いし、日陰の風通しの良い場所で乾燥してください。

 

 

■宅急便60サイズ発送

 

 

■お届けまでの時間目安

 

受注生産です。
2点のみ約3ヵ月で発送、以降はお届けまでに約6ヵ月お時間をいただきます。

 

 

■熨斗

 

対応不可