■オリジナルドリップバッグができました
（文・仰木晴香／スロウ85号掲載）

珈琲好きが集まるスロウ編集部。原稿のお供に、焼き菓子の相棒にと、おいしい珈琲は日々欠かせない存在です。読者の皆さまにも、そんな方は多いはず…。「これからの季節に飲みたくなるような珈琲を作りたい！」と、十勝の秋冬をテーマにしたオリジナルドリップバッグを作ることにしました。

今回ドリップバッグを作ってくれたのは、網走市で自家焙煎珈琲の店を営むはぜや珈琲。オーナーの山本竜太さんがブレンドを作る上で大切にしているのは、ゴール地点を固めること。今回も「ほくほく」というブレンド名やそこに込めた思いから、イメージを膨らませてくれました。「『ほくほく』は食感を表しつつも、あたたかさも感じる言葉。十勝の広大な土地も思い浮かべながら、目指す味わいを固めていきました」。ブレンドのレシピは無限大。少しずつ豆の配合を変え、何度も試して作ってくれました。

このブレンドのために、4種類ものサンプルを仕上げてくれた山本さん。それぞれ異なるイメージの珈琲を編集部で味見し、感想を交わし合いました。どれも違うおいしさがあって本当に悩ましかったのはご想像のとおり。ウンウン唸りながら選び、私たちが思いを込めて考えたブレンド名に一番近いものに決めました。

寒い季節にぴったりな深煎りで、バランスの取れた苦味とまろやかさ、そして柔らかな丸みのあるコクが特徴。飲んだ直後の濃い味わいは、まさに「ほくほく」とした感覚です。飲んだ後には、ほっとするぬくもりを感じます。

「ほくほく」というブレンド名には2つの思いを込めています。

一つ目は、「ほくほく」と満たされる ひとときを過ごしてほしいということ。 忙しない夏の日々がひと段落して、ほっと息をつけるこの季節。さまざまなことに考えを巡らせたり、美しい雪景色に心を奪われたり。寒さが厳しくなる中にも、この時季ならではの豊かさを感じる瞬間がたくさんあります。この珈琲を通して、そんな温もりを感じる時間を届けられたら、と思います。

二つ目は、十勝のお土産にしてほしいということ。「ほくほく」と聞くと、ふかしたてのおいもを想像しませんか？この言葉には、十勝の農産物を代表するじゃがいものイメージも込めました。パッケージイラストにも、サイロや日高山脈、エゾリスなど、十勝らしいモチーフを描いています。十勝へ遊びに来た記念にこのドリップバッグを持ち帰って、十勝での時間を思い出したり、誰かへの贈り物にしてくれたらうれしいです。

スロウ村で初お披露目したこのドリップバッグ。SLOW livingにも並ぶのはもちろんのこと、通販用のセットもご用意しました。この珈琲が、「ほくほく」としたあったかい気持ちをお届けできますように。

■商品紹介

風も涼しくなり、おいしくて温かい珈琲が恋しくなる季節。「スロウ村の仲間たち」に合わせて、オリジナルのドリップバッグを作りました。十勝の秋冬から着想を得て、ブレンド名は「ほくほく」に決定。4種類のブレンドをスロウ編集部で味見し、大好きな十勝の風景を思い浮かべながら、イメージに合うものを真剣に選び抜きました。

■作り手　はぜや珈琲（網走市）

網走市にある、自家焙煎珈琲の店。2006年にオープンして以来、オーナーの山本竜太さんは、信頼できる農園から仕入れ、確かな技術で珈琲豆の焙煎を続けてきました。2024年の秋には、「もっと品質を高めたい」と店舗を改装。作業場と売り場を広げ、珈琲豆の製造に集中しつつ、訪れてくれる人にもより向き合える環境を整えました。妻の司さんが作るケーキも絶品です。（はぜや珈琲の珈琲への思いは『北の焙煎人』で詳しく紹介しています）。

■商品詳細

賞味期限： 製造より1年

内容量：11g

原材料：コーヒー豆（生豆生産国名：ペルー、エチオピア、ケニア、インドネシア）

■レターパックライト発送（常温）

2セットまで同一の送料でお届けします。

■お届けまでの時間目安

ご入金確認後5営業日で発送予定。

■熨斗対応

対応不可