■OZIOのストーリーを描き出す革小物
(文・立田栞那/スロウ84号掲載)
キリンやペンギン、フラミンゴ。チャーミングな動物たちをバッグに描いて、いつでも一緒にいられたら。函館発の革ブランド・OZIOのストーリーは、デザイナーであり職人の永嶺康紀さんの素敵な想像から始まりました。東京で活動した時期を経て、永嶺さんが故郷の函館に店舗を構えたのは2009年のこと。そして、本誌編集部が初めてOZIOを取材したのは、2014年。当時の誌面には、今よりちょっぴり若い永嶺さんの笑顔が写っています。それから10年以上、何度もその作品を紹介してきたのは、私たちがOZIOの、そして永嶺さんや共に働く職人たちの人柄に惹かれ続けているからにほかなりません。
今では多くの職人を抱えながら、函館市内のほか、東京の蔵前と、4つの店舗を構えるOZIO。ブランドとして成長し続ける今も、根底にある部分は創業時と変わらないまま。永嶺さんが描き出すモチーフには愛とユーモアがあふれていて、それらがあしらわれた作品の一つひとつは、「上質」そのものです。
そんなOZIOの�犧��瓩砲弔い董�東京で活動する時間が増えている永嶺さんに代わり、本部光之さんが話してくれました。元町にある本店の創業時からブランドを支えてきた職人の一人です。まず、本部さんから見た永嶺さんの印象は、「ムードメーカー」。東京と函館とを忙しく行き来する日々を送りながらも、定期的に店舗に足を運んでは、決まってその場の空気を明るいほうへと持ち上げてくれるそう。そのエピソードは、私たち編集部がよく知る永嶺さんの姿とぴたりと重なります。
職人の本部光之さん。本店がオープンして間もなく、OZIOで革職人を募集していることを知りものづくりの道へ。15年以上、OZIOのものづくりを支えています。
15年以上もものづくりを続けて来た中で、�猜儔修靴辛�分�瓩發△辰燭里任呂隼廚た劼佑討澆襪函帖�「ものづくりの指針は変わっていないと思います。でも、デザインの�狄焚臭瓩呂△蠅泙垢諭廚箸劼噺澄�「タイミングとしては、コロナ禍のこと。あの時期(永嶺さんは)、精力的に新しいものを作るというよりは、考えを深めるような時間を多く過ごしていたんじゃないかと思うんです。そこから、描き方が少し変わったような気がしていて」。
最近のデザイン。シマエナガが留まる枝が模様として表現され、シックな風合いに。
これまでが「ポップで可愛らしい」印象だったとするならば、コロナ禍以降「シックで大人びた」印象のデザインが増えてきたそう。本部さんの話に耳を傾けながら、最近の作品を眺めてみると、確かに。持ち味である「愛嬌」はそのままに、どことなく落ち着いたタッチに変化している様子です。たとえば、小鳥が留まる枝をそのまま描くのではなく、模様として表現する。そのモチーフを、モノクロの革にあしらっていく。それによって、ぐっと大人な仕上がりに。日常のさまざまなシーンに、さりげなく馴染んでくれると、愛用者からもうれしい声が届いているそうです。
OZIOといえば!なポップで目を引く創業当時からのデザイン。眺めているだけで心がわくわくします。
永嶺さんが手がけるデザインを、革小物に仕立てていくのが、本部さんをはじめとする職人たちです。長くこの仕事に携わってきた本部さん。革を語る口調には、優しい熱量が滲みます。「至ってシンプルなデザインに仕立てられるのは、上質な革を使っている証です。下準備の段階で、傷や汚れのない『一番良い部分』をとっているので、バッグの表面にも堂々と使うことができる。物としても長持ちします。使っていくにつれて艶も出てきますよ。お客様の中には10年以上愛用してくださっている方もいます。もちろん、新品の状態をなるべく維持したい方、経年変化を楽しみたい方、考え方はさまざま。とにかく、愛着を持って使ってもらえたら。それが一番の喜びですし、そういうものづくりをしたいと、常に考えています」。
元町にある本店。観光客の多い通り沿いに面しており、ふらりと立ち寄る人も。作品の販売のほか、制作体験なども受け付けています。
変わらない技術と、ものづくりへの愛着。そして�狄焚臭瓩靴織妊競ぅ鵝J垢韻佇垢�ほど、OZIOへの思いは増すばかり。そんな私たち編集部のラブコールに応えて、今回オリジナルカラーのキーケースを仕立ててもらうことができました。永嶺さんたちがイメージする、スロウの世界観と読者の皆さんの姿をもとに誕生したのは、シックな紺色のキーケース。毎朝、毎晩、鍵を取り出すその度に。上質な手触りにほっとして、そっとあしらわれたフラミンゴの姿に優雅な心地を思い出せそうです。
■商品紹介
定番アイテムの一つ、フラミンゴロゴ・キーケースを、スロウオリジナルカラーで作ってもらいました。「スロウのテーマの一つである自然、それから落ち着いた雰囲気をイメージして紺色をセレクトしました」と永嶺さんよりうれしいメッセージが。表面では、ハイヒールを履いたフラミンゴが優雅にお散歩しています。
細部にもこだわりが。ホックはイタリアの老舗メーカー「プリム社」のものを使用。独特の美しさがある金具で、開閉もしやすい造りです。鍵が剥きだしにならないサイズなので、バッグの中でほかの荷物を傷つける心配もありません。フックは5つ付いているほか、カードを収納するスペースも(写真下は「黒」です)。
カラーは、オリジナルカラー「紺」のほか、「黒」と「ピンク」の3種類です。いずれも箱に入れてお届けします。
■作り手 OZIO(函館市)
デザイナー兼職人の永嶺康紀さん。函館市出身。東京の大学に在学中、鞄職人に弟子入りし伝統的な製造技術を取得。上野動物園に通いスケッチした動物たちの姿をモチーフとした革ブランド「OZIO」を立ち上げ。2009年より函館にアトリエ兼店舗を構えました(永嶺さんの物語は、本誌32号で詳細にご紹介しています)。
■商品詳細
商品サイズ: 縦約6.5cm×横約10cm、厚み約2cm
商品素材:牛革
■宅急便60サイズ発送(常温)
2点まで同一の送料でお届けします。
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ご入金確認後7営業日で発送予定。
■熨斗
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