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ストレートマグ(大)
商品コード : ss-01217 |
製造元 : 木工房kitto |
価格 : 6,600円(税込) |
756 |
ポイント : 33 |
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発送方法、同一商品同梱可能数はページ下部記載の通りです。送料詳細はご利用ガイドを参照ください。
年内注文受付締切 2024年12月20日(金)
年末年始休業日 2024年12月28日(土)〜2025年1月5日(火)
2025年1月6日(月)より通常営業となります。
休業中のお問い合わせにつきましては、1月6日(月)以降に回答いたします。
どうぞよろしくお願いいたします。
■エゾマツの木目を愛でるマグカップ
(文/猿渡亜美、スロウ82号掲載)
木工房kittoの齊藤陽英さんが作るのは、エゾマツの個性的な木目を活かしたマグカップです。エゾマツ材で土台をこしらえ、上部と取手にはサクラやキハダ、エンジュといった、エゾマツとは異なる樹種を組み合わせて作っています。一つでも素敵ですが、二つ、三つと並べると表情の豊かさが見えてきて、より魅力が増すカップです。
齊藤さんのカップは、完成まで約1ヵ月を要します。1週目は材料の準備。大きな木材から必要な分を伐り出し、接着まで。2〜3週目は粗削りして、乾燥、仕上げを行います。最後の1週間は塗装に集中して作り上げます。齊藤さんが使う材料の大部分を占めるのがエゾマツ。北海道らしい樹種の一つですが、ヤニや節が多く、軟らかいので使いにくいという理由から木工や建築の世界では厄介者とされているのだとか。それでも齊藤さんがエゾマツを使うのは、木目が好きだから。「削っていて、変な木目が出てくるとニヤニヤしてしまいますね」。まっすぐ育った木は“変な木目”にはなりません。
齊藤さんが特に好んでいるのが、エゾマツのアテ(年輪に沿って出る色の濃い部分)。風雪害や倒木、地滑りなどの外圧によって生じるアテ。「どんな“木生”を送ってきたのかを考えるのも楽しい」と齊藤さん。どのようにして育ち、外圧に抗いながら、生長してきたのか。そんなことを考えながら木を削り、“木生”について考えているそうです。
齊藤さんにとって削りが天国なら、磨きは地獄。「エゾマツはしっかり塗装しないとすぐ“ぼろくそ”になるんです」。最終工程の塗装は、5日間、4回にわたって行います。マグカップには取手があるため、ろくろを使って磨くことができず、多いときは50個ものカップを手作業で磨きます。これが骨の折れる作業で、それだけで一日が終わってしまうのだとか。「磨き地獄ですね(苦笑)。もしかしたらもっと良い方法があるかもしれないけど、一番きれいに仕上がるから」と、時間がかかっても、確実に仕上がる方法を選んでいます。こうして長く使えるカップが生まれました。
2020年春に独立した齊藤さん。独立とほぼ同時にコロナ禍となり、当時は苦労したそう。駆け出しの木工作家の作品を置いてくれるところは少なく、先の見えない状況が続きました。それでも齊藤さんは、一貫して貼り合わせのカップや器を作り続けます。その魅力は少しずつ知られていき、今では取り扱う店も増えてきました。今後は道外出店など、新たなチャレンジも考えている齊藤さん。これからもエゾマツの木目を活かして削り、丁寧に磨いて、木の個性が際立つ作品を送り出していきます。
■商品紹介
齊藤さんの代表作のマグカップをお届けします。土台はエゾマツ、上部と取手はカツラ、エンジュなど。木目や樹種との巡り合わせを楽しんで。写真はストレートマグ(大)のサイズ。
■作り手 木工房kitto(置戸町)
旭川市生まれ、北海道教育大学岩見沢校卒業。2018年、オケクラフト作り手養成塾に入塾。現在は古い住宅を借りて、工房として活用しています。kittoという屋号の名づけ親は、当時5歳だった一人娘。「木をきるとっと(父)で、きっと」という可愛らしいエピソードがあります。
■商品詳細
商品サイズ:高さ8×直径10cm
※手づくり品のため、木目は掲載写真とは異なります。
備考:
お手入れについて
塗装はウレタン塗料を使用しています。
ウレタン塗装は普段づかいの食器などには適していますが、使い始めはウレタンの匂いが抜けにくい場合があります。
使用前には中性洗剤で洗い、70度以上のお湯にしばらく浸けてからご使用ください。
※電子レンジや食器洗い乾燥機での使用はできません。
■宅急便60サイズ発送(常温)
4点まで同一の送料でお届けします。
■お届けまでの時間目安
ご入金確認後7営業日で発送予定。
※在庫がない場合、30日ほど時間をいただくことがあります。
■熨斗
対応不可