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つららのランプシェード

商品コード : ss-01035
製造元 : πglassfactory
価格 : 19,800円(税込)
709
ポイント : 99
数量
 

発送方法、同一商品同梱可能数はページ下部記載の通りです。送料詳細はご利用ガイドを参照ください。

夏季休業前最終受付 2023年8月10日(木)
夏季休業      2023年8月11日(金)〜2023年8月15日(火)
2023年8月16日(水)より通常営業となります。
休業中のお問い合わせにつきましては、8月16日以降に回答します。
どうぞよろしくお願いいたします。



■北海道のガラス文化を思う、上杉さんのこれまで。

(文・猿渡亜美/スロウ76号掲載)

日本人がガラスの器を使うようになったのは、明治時代に入ってからのこと。ガラスは意外と新しいものづくりの分野です。歴史が浅いということは、まだまだ幅が広がる余地があるということ。「後世に残るような、北海道のガラス文化の一端になれたら」。上杉高雅さんは大きなスケールで物事を考えながら、日々作品を作り続けています。

上杉さんとガラスの出合いは、高校時代まで遡ります。札幌で生まれ育った上杉さん。中学生の頃からものづくりの道に進むことを考えていましたが、なかなか「これだ」という素材に巡り合いませんでした。運命の出合いは、高校2年生のとき、ふらりと自転車で訪れた小樽のガラス工房でのこと。「ガラスに映り込んだ夕日がとてもきれいで。これを作りたい、と強く思いました」。

一度決めたら迷わず進む上杉さん。その後、東京にできたばかりのガラスの専門学校に1期生として進学することに。胸を躍らせて東京に行ったものの、完成したばかりの専門学校は設備がまだ不十分。「学生が手を動かしながら学ぶ」というスタイルだったのです。講師と共に一から窯を造り、自分たちでメンテナンスもする。また、ガラスだけでなく木工や金属に触れる機会や、写真の授業もありました。これは上杉さんが後から気づくことですが、ガラスの道で生きていくためには、ガラス以外の知識も幅広く必要になります。「1期生で良かったと思っています。作家として生きていくための基礎が身に付きましたから」。ないものは作ればいい。ガラス作家としての道筋が少しだけ見えた学生時代でした。

専門学校を卒業後、すぐに縁があって、山梨の山あいで手放された窯を使えることになりました。21歳という若さで独立した上杉さん。数百色のガラスを組み合わせるなど、作品づくりに集中して力をつけていきました。

5年にわたって山梨でガラスと向き合っていた上杉さんでしたが、次第にその環境に疑問を感じるようになります。工房は谷のようなところにあり、周囲に人がほとんどおらず、他者との交流は最小限。集中できる環境ではありましたが、「人が使う器を作るのに、こんなにも普通の生活から離れていて良いのだろうか」という悩みがあったのです。26歳のときに決心し、山を降りることに。次に選んだのが、いつか帰ろうと思っていた北海道でした。



とはいえ当時まだ20代後半です。一から工房を立ち上げられるほどの資金はありませんでした。何よりもお金がかかるのが窯。道外では専門業者から窯を仕入れ、設置を委託するのが一般的。ところが、道内には修理できる業者もありません。故障する度に道外から業者を呼んでいては、お金がいくらあっても足りないのです。結局「ないものは作ろう」と、自分で窯を造ることにしました。山梨での経験を活かしつつ、学生時代を思い出しながらコツコツと造り上げて完成。無事に札幌で作品づくりをスタートさせることができました。



■自然に任せて生まれたつららシリーズ。


凸凹があり無骨な表情ながらも、光を浴びると艶々と輝く「つららシリーズ」。上杉さんの代表作です。

作り方はとてもユニーク。雪上に直径10〜20センチほどの穴をあけ、外側に10本ほどのつららを刺し、内側に熱々のガラスを吹き込みます。すると氷が溶けて、ガラスにつららの模様が付くのです。瞬のうちに溶けるため、意図した形にはなりません。つららの力を借りて、自然の造形を生み出しています。

上杉さんのものづくりのコンセプトは「ガラスに委ねる」というもの。「高温のガラスは気体や液体に近い。常に動いているんです。それを動いている人間が触るのだから、そりゃあ難しい」。「こう歪ませよう」と思うと、その人の気持ちの歪みが出てその通りにはならない。だったら自然に任せよう。こうしてつららシリーズが生まれました。

札幌に拠点を移してからは、猖務て擦蕕靴記瓩鯆匹さ瓩瓩襪茲Δ砲覆辰疹綽さん。背景には、自身が20代のうちに関東を離れた経験があります。「『北海道に行って良かったね』と言われるようになりたい」。ものづくりを通じて、自分の選んだ道が正しかったことを証明したい。北海道で再び暮らし始めて20年近く経った今も、上杉さんは「北海道の暮らしに合うガラスの器は何だろう」と問い続けています。はっきりとした四季が日常の中に根づいている北海道。夏の清々しさ、冬の寂しさ。北海道に暮らしているからこそ、その土地の生活に根ざしたガラスの器を作ることができるはずだと考えています。



■日本のガラスの器は、これから進化する。


「今の30〜50代のガラス作家の選手層は厚い。きっとこれからガラスのジャポニズムが生まれますよ」。日本全体のガラス文化にも思いを馳せる上杉さん。遠くを見つめて「そうだな、僕もルネサンスの一部になれたらいいな」とも。その真価がわかるのは、数百年後のことでしょう。

器はその時代の生活を映し出す鏡です。「もしかしたら未来の北海道は雪が降らないかもしれない。つららだって存在しないかもしれない。ガラスを通じて、今の時代ならではの営みを伝えることができたら…」。未来の北海道で暮らす人々に向けて、ガラスの器を通じてシグナルを送り続けます。



■商品紹介




灯りを点けても、点けなくても素敵なランプシェード。つららの氷が溶けていく瞬間を映し出したような形です。



■作り手 上杉高雅さん(札幌市)



札幌で生まれ育ち、2000年に東京国際ガラス学院基礎科卒業。翌年、山梨県にてStudioπ(スタジオパイ)設立。その後、札幌市南区石山に工房を構えて20年近く。ランプシェードやガラスキャンドル、グラス、花器などを中心に制作・販売をしています。



■商品詳細


商品サイズ:シェード/約9×20僉灯具のコード/長さ約60cm(アダプタ付き)

※つららを用いて製作するため、形状、サイズ、模様の具合などが1点ごとに異なります。
※電球は付いていません。口金サイズE17のLED電球をお使いください。



■宅急便80サイズ発送(常温)


■お届けまでの時間目安


ご入金確認後7営業日で発送予定。



■熨斗


対応不可
 

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