澄んだ空気がとってもおいしくて、それは気持ちのいい秋晴れのある日。山崎農場の山崎康幸さんは広い畑で大きなコンバインを操り、いなきびを収穫します。コンバインの向こうには晴れ渡った青い空と深いブルーの山の姿。気持ちのいい日射しとおいしい空気。畑で過ごす時間は、いつもこうしてかけがえのない贈り物をくれるのです。
「ザザザザーッ」と耳に優しいさざ波のような音。ツヤツヤと焦げ茶色に光るいなきびの小さな粒が、トラックから川の流れのような滑らかさでシートの上に移されていきます。
音更町で農業を営む山��農場では、3代にわたって「いなきび」を作ってきました。代々守り続けてきた自家種を5月に蒔くと、7月頃から青々と茂った穂は次々と実をつけていきます。
9月に入るとコンバインを使っての収穫が始まります。収穫時点では粒が未熟なものもあるため、そのまま3ヵ月から半年ほど置くとのこと。「水分調整をして、質を均一に保つため」とは、3代目の康幸さんです。出荷時には皮を剥いたいなきびを1粒ごと丁寧に選っての袋詰めという手作業が待っています。
こだわりは、収穫したいなきびの皮を 一度に剥いてしまわないこと。「空気にさらす時間を少なくしたくて、商品の作り置きはしないんです。全部剥いちゃったら時間経過と共に白くなってしまうし、風味が抜けてしまう。だから出荷する間際に皮を剥いてます」。
濃いクリーム色の小さな粒を見ながら愛おしそうに語る山崎さん。山崎家のいなきびご飯は「白米を引いた分だけいなきびを足す」というもの。「難しく考えることは無いんですよ。ちょっと硬いかな? と思ったら次は水を少し多くしてみるといい」。毎日の食卓で、十勝産のいなきびを手軽にたのしめるのはうれしいことです。
通販事務担当スタッフが考案した、いなきびレシピをご紹介します。
・いなきびポタージュ
いなきびを煮込んだ際に出るとろみを活用したスープです。牛乳は豆乳でも代用可能です。
【材料/2人分】
いなきび………30g
鶏モモ肉………100g
とかちマッシュ(白)………3個
玉ネギ………50g
ガラスープの素…小さじ1/2
牛乳………200��
塩………小さじ1/4
オリーブオイル………適量
■作り方■
�,い覆�びは茶こしに入れて洗う。鶏肉は一口大に切る。玉ネギは薄切り、マッシュ ルームは縦4等分に切る。
��熱した鍋にオリーブオイルを薄く敷く。�,侶榮�を入れ、弱火で炒め、火を通す。 表面が白く色が変わり、脂が出始めて全体に回ったら玉ネギを加えてしんなりするまで炒める。マッシュルーム、水300�奸△い覆�びを入れ、蓋をして中火にかける。沸騰 したら、焦げ付かないように何度か混ぜながら弱火で20分煮る。牛乳を加え、更に10 分煮る。塩を加えて味を調える。
・いなきび入りもずく酢ドレッシング
マグロの他、豆腐や野菜にかけても良いでしょう。
【材料/2人分】
いなきび………20g
もずく酢………1パック(60g)
しょうゆ………小さじ1/2
マグロ………100g
■作り方■
�,い覆�びは茶こしに入れ、洗う。耐熱容器に入れ、水100�佞�10分浸す。ラップを軽くかけ、電子レンジ600Wで10分加熱する。
�▲泪哀蹐楼豸�大に切る。
��もずく酢は器に入れ、しょうゆ、冷ました�,鯑�れて混ぜる。
�き△魎錣棒垢蝓↓�をかける。
・いなきび入りシュウマイ
あっさりしていてヘルシーなシュウマイ。いなきびがつなぎの役割も果たします。
【材料/2人分】
いなきび………大さじ3
おから………40g
無頭エビ(小)………120g
玉ネギ……50g
a.しょうゆ………大さじ1/2
ゴマ油、みりん、おろしショウガ………各小さじ1
塩………ひとつまみ
シュウマイの皮…8枚
白菜の葉…適量
■作り方■
�,い覆�びは茶こしに入れ、洗って水に20分浸す。その後、水けを切って小さじ1/2を 取り置く。
エビは殻を剥き、下処理をする。4尾は横半分に切って取り置き、その他をみじんに 切って包丁でたたく。玉ネギはみじんに切る。
�↓,離┘咫兵茲蠱屬�分除く)をボウルに入れ、玉ネギ、いなきび(取り置き分除 く)、おから、aを加えて良く混ぜ合わせる。
��シュウマイの皮1枚に対し、�△�1/8量を包む。他も同様に包む。
�ぞ�し器(又は、耐熱皿)に白菜の葉を敷き、��を並べて20分蒸す。
=番外編_茹でいなきびとその活用法=
鍋に5カップ強の湯を沸かし、洗ったいなきびを加えて中火で5〜6分間茹でる。
ザルに上げ、水けをきる。粗熱が取れたら密閉容器に入れ、冷蔵庫で保存。
写真上/野菜を炒め、茹でたいなきびを加えてしょうゆ味のあんを作ります。あらかじめ温めておいた豆腐にかけて。
写真上/小麦粉の代わりに茹でたいなきびを加え、弱火〜中火で煮込むとホワイトソースの出来上がり。グラタンやシチューに。
写真上/茹でたいなきびをつぶし、白玉粉、砂糖、絹豆腐を加 えて混ぜて小さめに丸める。 熱湯でゆで、冷水に取って水けをきり、好みのあんやタレで。