■足元でそっとほころぶ小さな花。自然な色使いの洗えるバブーシュ。

「これなら毎日使えそう！」と編集スタッフが衝動買いしてしまったのが、ラフシオンの甲谷由美さんのバブーシュ。モロッコの伝統的な履物として知られているバブーシュは、日本でもルームシューズとして活用されるようになっています。その存在を知ってはいたものの、店舗で目にするのは原色メインの色づかいのものがほとんどで、なかなか手が伸びませんでした。

その点、甲谷さんのバブーシュは自然の中にあるような色使いが多いのが特徴。部屋の中にポンと置いてあっても違和感がありませんし、そのものがインテリアとして空間に馴染みます。ひとつずつフリーハンドで図案を描くため微妙に風合いが異なってくるそうですが、それもまた手づくりならではの味わいでしょう。

踵まで覆って靴のように履けば脱げにくく、面倒なときは踵を潰してスリッパのようにして。毎日使用するものですから清潔感も大切。洗濯ネットに入れれば洗濯機でザブザブ洗えると聞いて、家族やお客様用にも揃えたくなってきました。玄関に並べておいたら素敵だろうなと、想像が膨らみます。



写真上／甲空想上の花を刺繍した、野の花バブーシュ。よく見ると、露草やスズラン、シロツメクサにも似ているかも。

サイズはS〜LLまで。LLサイズは別ページで紹介しています。各サイズの詳細は、ページ下に記載しています。

 

■作り手　Laugh Sion（ラフシオン）（札幌市）

甲谷さんが布小物を作るようになったのは、息子が幼稚園に通い出した頃。周囲でなんとなく流行っている雰囲気があって、なんとなく始めたという甲谷さんの、いわば「ものづくりスイッチ」がカチリと入ったのは、どこかで偶然手づくりのバブーシュを目にして以来のこと。「これを作れたら、かっこいいだろうな」。作り方を調べ、最終的には型紙も縫製も独自にアレンジ。甲の部分に施された美しい刺繍やコサージュの草木染も、独学で習得したものです。

甲谷さんが手がけるバブーシュは、甲、靴底、踵の部分に異なる色の布を使用しており、「色の組み合わせを考えるのも楽しくて」と甲谷さん。「自分で考えて、ゼロから作るのが好き」で、バブーシュの型紙や縫製の仕方にしても、既成のものをそのまま使用するのではなく、アレンジを加えていると話します。



聞けば、山に入ってはヤマブドウの蔓を持って帰ってリースにするのが「フツウ」という子ども時代を過ごしていたとか。「自分で考えて形にしていくのが好き」と話す甲谷さんのルーツを垣間見た気がしました。

屋号の由来は、息子心響（しおん）君の名前。「いつもニコニコケラケラ笑っている機嫌の良い子だったので、その笑顔を消さないように育てたいと思っていました」。バブーシュの制作・販売を通してさまざまな人と出会うことは、自己実現の重要な手段。そして「同じくらい、家族の笑顔のためでもあることを忘れないように」。そんな思いが込められています。

 

■商品詳細

商品サイズ（足サイズ目安）： 
・S（21〜22.5cm）／約8×約6×約5×約5.5cm
・M（22.5〜23.5cm）／約9×約8×約5×約6cm
・L（23.5〜25cm）／約9.5×約8.5×約6×約6.5cm
※幅×足入幅×足入れ高×高

商品素材：
・本体：麻
・靴裏：合成皮革

備考：手づくり品のため、掲載写真とは多少異なる場合があります。

 

■宅急便80サイズ発送（常温）

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■熨斗

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