オケクラフト工房 Kinoca(置戸町)
使いやすい、暮らしの器を
工房では木工ろくろを駆使して製作を行います。木を扱う手つきは、とても丁寧です。
30歳から、木工職人へ挑戦
オケクラフトとは、30年以上の歴史を持つ置戸町の地域クラフトブランド。職人の育成に力を入れており、これまでに多くの人が独立しています。現在、Kinocaの屋号で活躍する長谷川香奈さんもその一人です。
30歳を目前に「自分の方向性をもう一度考え直してみた」と、長谷川さん。前職は病院の管理栄養士。置戸町の学校給
食にはオケクラフトの食器が使用されており、食育と木育の観点から注目していたそう。また、食分野への興味の延長で、焼き物を作った経験もありました。食、器、木。これらのキーワードが自然に繋がり、オケクラフトへ導かれることになったのです。長谷川さんはオケクラフト作り手養成塾への入塾と同時に、置戸町に移住しました。
長く使える、暮らしの道具を
自身の製品について、長谷川さんは「生活の道具として長く使ってもらえるものでありたい」と話します。だから、デザイン性はもちろんのこと、細部の機能にもこだわっています。