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作り手の物語

北海道の素材に備わった魅力を最大限に引き出す作り手たち。その愛情たっぷりのストーリーを紹介します。

工房ameiro(帯広市)

白樺は、持続可能な社会の象徴

大樹町にあるインカルシペ白樺内の作業場にて。窓辺のてるてる坊主が見守ってくれます。

白樺を余すことなく使いたい

工房ameiroの嶋中康祐さんの白樺細工は、樹木から樹皮を剥ぐところから始まります。樹皮の採取に適しているのは、おおよそ6月から7月まで。それ以外の季節でも、街路樹としての役割を終えて伐採される白樺があると聞けば、伐採現場まで赴いて丸太ごと回収することもあるそうです。
切り剥がして十分に乾燥させておいた樹皮を等間隔にカットし、細工に適した厚さに微調整していきます。樹皮は年輪のように幾層にもなっていて硬いため、そのまま細工に使用することはできません。「まずは、ざっくり半分くらいの層で、外側を剥ぎ取ります」。さらに、指先の感覚を頼りに何層分かを剥がしていきます。「厚いと、折り曲げただけでパキッと割れてしまうことがあります。こうして適度に薄くすることで、しなやかさが出てくるんですよね」と、にっこり。これが、一番皮と呼ばれる最も良質な部分。今回のバッグであれば、こうして作られる樹皮テープがだいたい80本は必要だそうです。
そしてようやく成形の段階へ。テープを組み合わせ、先の尖った編み道具を使いながら1本ずつ編み上げていきます。バッグに触れてみると、意外にも厚みがあることがわかります。「だいたい六重くらいにしてあります」。樹皮テープを作る際に半分に剥がした残りの部分、二番皮を芯に編み込むことで、さらに強度としなやかさを上げているそう。なのに、とても軽いのです。

飴色になるまで、時間をかけて大切に育てる愉しみ

「少しでも、消費するばかりの社会から変わっていけたら」。別の形に加工することで、その白樺が歩んできた時間と同じくらいの時間を共に過ごすことができます。白樺樹皮の作品には、嶋中さんの願いが込められています。

商品一覧

工房ameiroの白樺樹皮のショルダーバッグ

北海道の白樺からのいただきもの

工房ameiroの白樺樹皮のショルダーバッグ

30,800円

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