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スタッフブログ

クナウマガジンのスタッフブログ。日ごろ感じていることや、ふだんどんな仕事をしているか、取材先レポート、おすすめの商品情報などをお伝えします。

2019 3月

尾崎
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北海道・十勝「仕事と暮らしをめぐる旅」レポート

クナウマガジンのツアー部門、Slow Travel HOKKAIDOの平松が
3月22日・23日に行った、十勝移住体験プログラム「仕事と暮らしをめぐる旅」のレポートをお送りします!
H30年度第3回目となる今回のプログラムも、「十勝ってどんな所?」、「十勝に住んでいる人ってどんな仕事をしているの?」という疑問が解消できる内容にコーディネートしました。
(企画・運営:クナウマガジン、主催:帯広市)

◆1日目(3月22日)
埼玉、大阪などなど、全国各地から集まったメンバーで、いざ出発!
最初の企業訪問の前に、参加者を乗せたバスがやってきたのは…十勝の中で最も人気の「道の駅中札内」。
農産物を加工したお土産をチェックしたり、豆の資料館を見たり、卵の自動販売機に驚いたり…。
それぞれに楽しんだ後、一行が吸い寄せられたのは名物の「田舎どり唐揚げ」!
みんなで1パックを買って分けっこしました♪


ジューシーでおいしい! …けど、揚げたてだから熱い!

続いては、最初の企業訪問へ。チーズ・バターの製造・販売を行う「十勝野フロマージュ」へ。
社長自らが工場へ案内してくださり、仕事の流れや分担方法、各種チーズの製造方法などを説明してくれました。

お話を伺う前に、カカマンベールチーズとアイスの試食♪ これには皆さん大喜び。
移住ツアー、毎度のことながら早くも食い倒れツアーの予感…?!
赤部社長のお話から、現状にとどまらず新たな製品を生み出す原動力、
「おいしい水や地元食材の魅力を知ってもらいたい」という想いが伝わってきました。

おいしいものを食べるには、生産地の側へ。そんな十勝の原則が感じられた中札内村を離れ、
次に訪れたのは、十勝中に路線バスを走らせる「十勝バス」。
一家に一台どころか一人一台車を保有する、圧倒的車社会の十勝で
バスの利用率を上げるためにさまざまなチャレンジを続けています。

民家を訪ねて住民一人ひとりにヒアリングしたり、年代やニーズに合わせたバスパックを作ったりと、
興味深い活動ばかりでした。
最終的に「どうすればバスの利用者が増えるか」、アイデアを出しあうブレインストーミングタイムに!

そして、1日目最後のイベントは、先輩移住者・地域のキーパーソンとの交流会。
会場は街中のお洒落なバル「かぼす」です。
今回お呼びしたゲストは、更別熱中小の理事木野村さん、道の駅 ピア21しほろの堀田さん、
芽室の自然農とカフェ運営兼パーカッショニスト、山中さん。


自己紹介の後は、見た目にも美しい料理や、店主が厳選したドリンクをいただきつつ、
それぞれの移住体験談、移住後を考える上で悩んでいることなどを語り合いました。

参加者の皆様は、具体的なアドバイスを伺うことができたようです。

◆2日目(3月23日)
2日目は、北海道生まれのコンビニ「セイコーマート」でゆったりスタート。
30年前から変わらないお弁当、「とり天丼」について熱く語る、帯広市役所の鷲北さん。
あふれんばかりの北海道愛!

約30分の移動の後に辿り着いたのは、帯広市の隣町、芽室町の「坂東農場」。
大規模化していく農業が、どのように豊かな未来へ貢献するか。
農場見学ツアーの受け入れやイベントへの参加など、消費者と繋がるための活動にも積極的な農場です。

ビニールハウスの中で、開拓期の先代のことや農場の取り組みについて語る坂東さんのお話に耳を傾けました。

ドローンを飛ばして上空から農場の様子を見せるというパフォーマンスも!

「人と土と植物が共に育つ農場」の豊かさを感じた一行は、新得町にあるレストラン「ラ・モトリス」へ。

「見た目にも楽しく、野菜がとてもおいしかった!」と皆さん大満足。

続いて、午後最初の訪問先は「共働学舎 新得農場」。
牛を育てる牧場とチーズ工房、カフェが一体になった場所です。
全国にたくさんのファンがいる共働学舎のチーズ。その背景には、軸となる哲学があります。
微生物の働きや自然の摂理を活かした農法、チーズ作りの根源にある哲学についてたっぷりと学びました。

東京から移り住んできた自身の体験談を交えながら、農場の活動について説明してくれました。

心身に重い妨げを抱え、一般社会で働くことが難しい人も、ここでは自らの意志で自発的に働くことができる。
おいしいチーズはそんなコミュニティの中で生産されているのです。

広々とした農場風景を楽しみながら、一行は帯広市内に戻ります。
世界で唯一のばんえい競馬が見られる「ばんえい十勝」へ。

お土産を買ったり、スイーツをテイクアウトしたり…。産直市場や飲食店を自由に回って楽しみました。

そして、今回の旅の最後に訪れたのは、住宅メーカー「ロゴスホーム」のショールーム。
夏は気温が上がり、冬は凍てつく。十勝の厳しい自然環境でも快適に暮らすことのできる「十勝型住宅」を標榜する住宅メーカーです。

簡単なガイダンスを受けた後、それぞれの人物像、暮らしのストーリーにあわせた住宅モデルを見ていきます。

始めの部屋を見学した段階から、「住みたい!」とざわめく一行。

「家という一生の買い物は、販売が難しい分やりがいがあります」と営業担当の社員さん。

すべての行程を終えた一行は、
移動中も、最後の最後まで十勝の暮らしや移住について話をしていました。
生きていく上で住む場所や仕事を変える、ということは大きな決断。
これからも移住や就労の一助となるツアーを組んで行きたい。そんな想いを強くする旅の終わりでした。
今後のツアー募集も、ぜひチェックしてくださいね。

石田
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まき

かっこう体験記ーかっこう料理店で季節を味わってきました!

 

スロウ編集部石田まきがお送りする、写真とことばで綴るブログ日記 第2弾の舞台は・・・・

ついに行ってきました、かっこう料理店。
知っている人は知っている、十勝の食材を使ったおいしい料理店です。

 

 

予約制のお店なので、事前に電話などで予約を入れる必要があるのですが、スケジュール力のない私はオロオロと、週末になればいつも「行きたいなぁ」と思いを巡らせるばかりでした。

ところが!
同じく「かっこうオロオロ病」だった先輩2人を発見。これではいかんと、「えい!」と日にちを決めるに至ったのです。

 

車を停めて、柏の森の小径を歩きます。
今年は雪解けの早い十勝。
顔を出した路面を歩くと、雪解け水を豊富に含んだ土の、ジュリジュリという愉快な足音が静かな森に響きます。
私はこの音を聞くのがなんだか楽しくて、うれしくて、完全に路面が乾いてしまうまで、防水のスノーブーツをいつまでも履いてしまうところがあります。

 

 

 

店に着くと、今日のコースメニューを書いた紙がそっと机に置いてありました。

選んだのは、通常のメニューに一品プラスされた「とかちごはん」。
豆ご飯か肉味噌キャベツか選べる土鍋ごはんは、散々迷って豆ご飯をチョイスしました。

完全予約制のお店なので、次に来るお客さんのことや混雑を気にする必要はありません。

大きな窓の外に広がる林の、春になった頃の様子を想像しあったり、
流れる雲を眺めながら、ぼんやりと料理が来るのを待ちます。

 

 

さぁ、ほどなくしてコース料理が机に並び始めました。
運ばれてきたのは、透き通ったダシの美しいおでん。十勝産インカのめざめも、ほら、こんな風に黄色く、ほくほくと仕上がってやって来てくれましたよ。

 

「取り分ける」って、なんだかいいなぁ。

 

「このくらい?」「ありがとう」
短く言葉を交わしながら、彩りきれいに椀におさまった柔らかいおでんをひと口、ふた口といただきます。

しばし無言で噛みしめるように咀嚼する、食いしん坊な私たち。
3口目が喉を通った時、誰かが「おいしい〜〜」としみじみ言えば、ほかの2人も激しく同意。
それぞれに感じたおいしさを口にしながら、あっという間に空皿になってゆきます。

マイペースな私たちに合わせて、割烹着の渡邊さんが絶妙な間で立ち回り、皿を下げたり運んだり。
心地よい気遣いに甘えつつ、ゆっくりと過ぎる時間を楽しみました。

 

 

十勝に住んでるとは言え、知らない食材や食べたことのないものがたくさん。
「十勝レベルがまだまだだなぁ」と反省した心も、おいしい料理の感動ですぐに忘れてしまいます。

日差しが眩しそうでしょう?
そうなんです。元気よく降り注ぐ太陽が、眩しくて、でも春を感じてうれしくて。
「閉めましょうか?」と何度も聞かれたけれど、「大丈夫です」と頑ななことを言い続けてました。

 

そのうち眩しくなりすぎて、こそっとブラインドを下げたのは秘密です。

 

お腹が十勝で満たされて幸せ絶頂のところに、デザートの宇治抹茶と、豆乳と道産リンゴの寒天がきました。
名残惜しくも、口の中はリンゴの優しい酸味と抹茶の苦味でさっぱりとリセットされてゆきます。

帰り際、「おみやげに」と余った土鍋の豆ごはんを結んでいただきました。
取材だったら、あんなことやこんなこと、いっぱい聞いてみたいな。

 

「さて」と手元を見てびっくり。腕時計の針は14時を指していました。
かっこう料理店にも時間泥棒がいます。うーん、道内どこにでも神出鬼没ですね。

帰り際にチラリと名残惜しげに振り向くと、のれんが気持ち良さそうに揺れながら、「またきてね」と言ってくれているようでした。

 

ゴールデンウィークに母が初めて北海道を訪れるので、連れて来たいなぁと企み中。

帰り際車から見えた十勝の畑は、もう完全に春でした!

おいしく調理された、近くで育った食材をゆっくりいただく。
十勝で暮らすわたしにとって、これ以上ない贅沢です。

春のとかちごはんも、食べてみたいなぁ。

そしてまた、かっこうオロオロ病と闘う日々が始まるのでした。ー完ー

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