鈴木周作さんの絵本「くるまはこびます」が面白い!
こんにちは。帯広はここ数日ぐっと冷え込んで、雪が降ったり氷が張ったりしています。いよいよ冬だ~。車はばっちり冬タイヤに換えました!
雑誌スロウで連載中、「鈴木周作のさっぽろ市電日記」の著者、鈴木周作さんの絵本が2020年11月5日に福音館書店から発行されました。7年前、「ちいさなかがくのとも」として出版され、このたびハードカバーでの登場となったそう。鈴木さんならではの優しい色鉛筆のタッチで、キャリアカーと運転手の方たちの仕事ぶりが表現されています。
キャリアカーと運転手さんが大活躍 「くるまはこびます」
「シャララーン シャララーン、シャン シャン シャン。くるまはこびますよー。」 荷台を揺らしてキャリアカーがやってきました。荷台にたくさんの車をのせて、目的地 まで運ぶのがキャリアカーの仕事です。中古車センターにやってきたキャリアカーは、 古い車を積みこんで、街の車屋さんまで運びます。車を積むのは運転手のおじさんのお 仕事。巧みなスイッチ操作で荷台の高さや角度を変えながら、一台ずつ丁寧に車を積み こんでいきます。上段に3台積んだら、車ごと荷台を持ち上げるスイッチを押し、今度 は下段に3台積みます。合わせて6台もの車を積んだキャリアカーは、いざ街に向けて 出発です。 子どもたちはもちろん大人もつい目がいくキャリアカーですが、この絵本は、車体はも ちろん、運転手さんも主役です。
月刊絵本「ちいさなかがくのとも」の 2013年11月号 として刊行した当時、「キャリアカーが大好きな孫が喜んだ」「大人も知らないことが あって楽しめた」という声が寄せられました。 絵を担当した鈴木周作さんは、札幌市在住で主に駅や乗り物を描く画家です。ファーバ ーカステル社の水彩色鉛筆 12 色のみを使って、スイッチ1つに至るまで丹念に描かれ た味のある車の絵が子どもたちの心をとらえます。また、 リズミカルで勢いのある文は、「わにわに」の絵本シリーズでも人気の作家、小風さち さんによるもので、読み聞かせにも最適です。シャララーンという擬音語は、車両を固 定した後の固定具のアソビを表現しているそうです。
ご購入はお近くの書店、または福音館書店へお問い合わせください。