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スタッフブログ

クナウマガジンのスタッフブログ。日ごろ感じていることや、ふだんどんな仕事をしているか、取材先レポート、おすすめの商品情報などをお伝えします。

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コメ

「標津町」でツアー作りはじめました。(3/3)

前回までの様子はこちらをチェック↓
「標津町」でツアー作りはじめました。(2/3)

Slow Travel HOKKAIDOのコメです。
道東の標津町を舞台にしたツアー作りの様子をお届けする、ツアーレポの第三弾。

最後ですので長くなりますが、ぜひお付き合いください。

酪農家の暮らしに触れる

漁業と並び、標津町を代表する第一次産業が酪農業です。

北海道では「牛屋さん」と呼ばれる、酪農家。
普段なかなか見る機会のない仕事や暮らしを体験しに、標津町内の熊谷牧場へ。牧場体験をしながら、こちらで1泊お世話になります。

訪れたのは夕方。ちょうど搾乳や哺乳といった仕事がはじまる時間です。
到着して挨拶も早々に、さっそく牛舎へ。酪農家の必須アイテム、ツナギと長靴をお借りして、牛の世話を体験しました。

ミルク瓶を引っ張る仔牛の力の強いこと・・・!
親牛に比べるととても小さい身体で、足も身体も細いですが、生きる力強さを感じます。

哺乳体験の後には、夕方の搾乳作業を見せていただきました。一度に16頭の牛を搾乳している様子は圧巻。
まるで流れるように、さささっと手早く搾乳作業が進んでいきます。

搾乳方法を手取り足取り教えてもらい、モニターツアー参加者も少しお手伝い。
最初はおそるおそると近づきながらも、そっと優しく牛に触れていきました。

「牛の乳房は4本だったのか・・・」「思ったよりも、ずっと大きい」。普段は放牧地にいる姿を遠くから眺めているだけですが、いざ近くでまじまじと見てみると、新しい発見の連続です。

男性陣が搾乳している最中に、女性陣は自宅では熊谷さんの奥さんと一緒に、晩ごはん作り。

牛乳豆腐といった酪農家ならではの料理から、飯寿司といった北国の料理、煮物や和え物まで。日常の食卓風景からも、北国らしさが垣間見えます。

家族と一緒に晩ごはんをいただいて、温かい夜を過ごしました。

農家の母さんたちと、チーズ作り

熊谷牧場で酪農体験をした後は、牛乳を使った手作りチーズ体験へ。
指導してくださるのは、JA標津の女性部の方々です。

今回作るのは、モッツァレラチーズです。

カードを切って、熱湯の中へ。ボールからは、湯気が立ち込めます。
木べらで捏ねていくと、溶けたカードが段々とまとまってきました。

いよいよ成形作業。というところで、目の前に成形セットが並べられます。
今回作ったのは、丸い形のモッツァレラと、さけるチーズのストリングス。ストリングスは、柔らかいカードを伸ばして合わせる作業を、何度も繰り返します。

はじめてでも大丈夫!
不安な表情を感じ取って、農家のかあさん達が優しくアドバイスしてくださいます。

ツアー参加者がチーズを成形する横では、できたてのチーズを使った料理を、JA標津のかあさんたちがぞくぞくと用意してくださっています。

チーズ入り芋餅、ジャガイモで生地を作った餅ピザ。
おもわず手を伸ばしてしまいそうで、とってもおいしそう・・・

手作りモッツァレラチーズのカプレーゼや、手作りの蕗の煮物や漬物も加わり、酪農家のかあさんたちと作った昼食の完成です。

もちもちとしたジャガイモの生地に、柔らかい手造りチーズの塩味がたまらない餅ピザ。

まだ熱いと分かっている芋餅も、目の前にホクホク並んでいると少しの我慢もできません。おそるおそる、ひと口かぶりつきます。「ほーっ ほーっ」と熱い息を吐きつつ、あまりのおいしさに、ほっぺは落ちるばかり。
サクッとした外側ともっちりとした内側の食感に、一同箸が止まりません。
優しい甘さは、手作りから生まれる温かさでしょうか。

「この人が作る芋餅は、本当においしくてね!」
農家のかあさんの会話からは、普段からお互いに気遣いあっている様子がうかがえます。それらは、「干渉」ではなく「心配り」や「尊敬」のような、優しくて温かいもの。
なんか、良いなぁ。
ふわっとした感情が心を満たしています。

雪原(牧場地)を駆け巡る

さぁ、モニターツアーも終盤。
最後に、なにやら熊谷さんが冬の遊びを体験させてくれるというとのこと。1晩お世話になった、熊谷牧場へ戻ります。

夏、牛たちの主食である青草が広がっている牧草地は、冬は一面に雪が振り積もります。こうなると、雪解けまでは仕事はできません。

酪農家は、思い思いにこの広い雪原を楽しんでいます。
傾斜があれば、スキーの練習場として。なだらかな丘になっていたら、クロスカントリーのコースとして。
熊谷牧場の雪原の遊び方は、スノーモービルです…!

そして、子供たちとの雪遊び。

旅行先でそこに住んでいる子どもと遊ぶことは、また特別な旅の思い出。1年後、2年後、あの時遊んだ子どもたちは何歳になっただろう。10年、20年後、あの牧場を継いだのだろうか。そんなことを考える思い出も良いものです。

終わりで始まり

さぁ、これでモニターツアーのレポートは終わりです。

「百聞は一見にしかず」という言葉を第一弾でお話しましたが
わたしの考えるクナウマガジンのツアー作りは、まさにそんな感じ。

スロウ本誌の言葉を見て、伝えたい事をイメージします。
そして、そこに行ってみる。現場の景色、人、食べ物の味、匂い。スロウ本誌の登場した空気感を、五感で体験できるすべてにアンテナを張ってきます。

モニターツアーは、ツアー作りの本当の始まりなのです。

それでは、標津ツアーの完成をお楽しみに!

文責:コメ 写真:湯川

 

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