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作り手の物語

北海道の素材に備わった魅力を最大限に引き出す作り手たち。その愛情たっぷりのストーリーを紹介します。

しんや(北見市)

人の目と思いを、ホタテに込めて

新谷有規さんは、現在も常呂のホタテ養殖に欠かせないキーマン。

ホタテ養殖確立までの道のり

創業明治24年(1891年)。北見市常呂町に本社を構える株式会社しんやは、サロマ湖とオホーツク海で水揚げされたホタテの加工、販売を手がけています。全国に先駆けて、この地域でホタテの養殖の研究が始まったのは昭和8年(1933年)。この取り組みは、当時常呂漁協の組合長をしていた2代目、新谷廣治氏が先頭に立ち、始めたものでした。「その時々の漁獲高に左右されてしまう当時の漁民の生活は、とても貧しいものでした。資源を獲りすぎるという問題もあって、何とか安定した収入を確保しなければという思いがあったのでしょう」。話してくれたのは、4代目にあたる新谷有規さんです。
安定したホタテの生産を可能にする技術の確立には、実に40年以上の月日を要しました。そのシステムとは、サロマ湖で1年間育てた稚貝をオホーツク海に放流し、さらに4年間育てるというもの。放流からの年数によって水揚げ海域を4つに区切り、年度ごとに順番に水揚げします。流氷に乗ってきた海の栄養をたっぷり取り込みながら育つホタテは身が大きくて引き締まっていると、全国から高い評価を得るまでになりました。

加工によって自分たちの味を届けられる

時は少し遡って、昭和30年代。冷凍技術、流通体系も整っていなかった当時、傷みやすいホタテの食べ方は、刺身にするか、干し貝柱にするかしかありませんでした。ここでも、価格が市場相場に左右されるという厳しい現実が立ちはだかります。そこで、しんやでは天然のホタテを使った加工品づくりをスタートさせます。加工して流通させることで、相場に左右されることなく自分たちの味を届けられるのではないか? そのような考えの下に、常呂漁協と水産試験場の協力によって開発されたのが、「燻油漬」という独自の製法です。燻製した後、油にさっと漬けることで、スモークの香りと油の甘みが絶妙にマッチします。ホタテ燻油漬は、今でもしんやのトレードマークです。
「ひとつのホタテに、人の目と思いを通す」。自社の仕事における思いを、新谷さんはこう語ります。どれほど技術が進んでも、最終的に鞣り着く先は人。その理念こそ、しんやがオホーツクの老舗企業であり続ける理由なのです。

スロウ48号掲載

商品一覧

しんやのホタテ加工品 メダリストセット

ホタテのさまざまな魅力を

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4,104円

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