札幌を代表する観光名所「時計台」のほど近くにある「イルピーノ」は、こだわりの道産食材をアレンジした、個性的かつおいしいイタリアンを味わえることで人気のめるイタリア料理店。こちらのオーナーを務めるのが川端美枝さんです。
川端さんは本場イタリアで料理とワインの研究を重ねた食のプロ。大学卒業後に勤めていた銀行を退職し、骨休めにとイタリアへ向かったのが27歳のとき。以来、元々好きだったというイタリア料理の奥深い魅力にはまり、一年のうちの3ヶ月から半年ほどをホームステイしながら過ごすようになります。そうして一般家庭からワイナリーを持つ貴族まで様々な暮らしぶりと家庭料理に触れる中で知った「地元を愛し、地産地消がごく当たり前である食文化」が、イルピーノの、そして自身のバックボーンになっていると川端さんは言います。
イルピーノを基盤としながら、まだ日の目を見ない良質な食材を探しに北海道中を駆け回り、多忙な日々を過ごす川端さん。「生産者さんが喜んでくれるのがとても嬉しいんです。短角牛でもエゾ鹿でも、北海道の良質な素材をソースという違った楽しみ方で知ってもらえる。そこを基点に消費者が産地や生産者に興味を抱くといった流れを作れたら最高ですね」。今後はイルピーノを道産食材のアンテナショップにすることが目標という川端さん。どんな食材が魅力的なイタリアンに変身するのか、これからも目が離せそうにありません。